LP制作(課題)

OVERVIEW

SHElikes MULTI CREATOR COURSEの課題で、コワーキングスペースのLPデザインに取り組みました。クライアントからの要件書とワイヤーフレームを元に、PCのデザインカンプとSPのワイヤーフレームを制作しました。(制作時間:2週間)

YEAR 2022 - 2022

○クライアント情報

クライアント名:WORK inc.

女性向けのビジネススクールを展開している。会員は20〜30代の女性が多く、キャリアアップのためにビジネススキルを学び、さらにそのアウトプットの場として定期的にビジネスコンテストなどのイベントも開催されている。

ご依頼内容

会員限定のカフェ&コワーキングスペースをオープンすることとなったため、利用方法やアクセス情報を載せたWebサイトを制作して欲しいとのご依頼。

○要件

ターゲット:

①ビジネススクールWORKの会員様

②ビジネススクールWORKの会員ではないがWORKが気になっている方

目的:WORK lounge Aoyamaについて知ってもらうこと

ペルソナ:川上望美(32)

・メガベンチャーゲーム事業部部長(8年目)。東京在住、夫と二人暮らし。

・スキルアップには投資を惜しまず、仕事での成果をもっと出したいと願っている。

・経営への理解や、マネジメント・コーチングのスキルを学び、ゆくゆくは役員を目指しているが、企業も視野に入れている。

・会社外で同じような目標をもった同年代の女性との繋がりを求めている。

○ワイヤーフレームの修正

◎ユーザーストーリー

○制作したPCデザインカンプ

○工夫点

◉コンセプトのブラッシュアップ提案:生活とまじわり

今回制作したLPの事業内容は、女性の向けビジネススクールの会員専用コワーキングスペースですが、あえて女性らしさやビジネスの印象は抑えました。理由としては、WORKでの知識・人・ものごととの出逢いを生活の一部に感じてもらえるようなデザインの提案を考えたためです。

WORK lounge Aoyamaに通い、人や知識、新しい自分と出逢いにいくことを習慣づけることでキャリアアップへつながると考えます。新しい人・ものごと・自分とのまじわりが自分の形を増やし、お互いに影響し合い、変化していくという”あたらしい生活”の場所を提供するというコンセプトの提案を行いました。

また、女性らしさをあえて全面に出さなかった点についても、女性であることが有利に働くことももちろんありますが、現代の社会において「女性」ということよりも「あなた」であることを打ち出す方が効果的なのではないかというコンセプトの提案も行いました。


◉コンテンツの再検討

競合サイトを参考に、コワーキングスペース利用者の需要を考えコンテンツの再考を行いました。

❶活用方法:ユーザー視点に立った際、コワーキングスペースをどのように活用するか想像できるようなコンテンツが必要だと考え、追加しました。

❷サービス:❶と理由は類似しますが、どのような設備が整っているかわかると、利用する際のイメージが湧きやすく利用しようと思うきっかけになると考えたため、追加しました。

❸CTA(アプリダウンロード・予約フォーム・WORKサイト):ユーザーの行動を促すために、それぞれの場所に合わせた用途のCTAを設けました。

❹ドリンクメニュー情報の優先度やユーザー視点のスムーズな情報提供を考え、ドリンクメニューは利用方法の下のセクションに変更しました。


◉配色

「ひかり」と「まじわり」をイメージして配色を選びました。繋がりを求めている人がターゲットであるため、オレンジや黄色といったあたたかみがあり、「ひかり(可能性)」を感じる色を選びました。しかし、オレンジや黄色は単色では視認性が低いと考えたため、並べると映える青も配色に加えました。

また、WORKで得られる「まじわり」があたたかなものであるということを表現するためということもオレンジや黄色を配色に選んだ理由の一つです。


◉レイアウト・余白

セクション間の幅は十分に空け、コンテンツごとのレイアウトを少しづつ変えながら、見た目が飽きることなく最後までスクロールしてもらえるようにレイアウトを考えました。加えて統一感を持たせるためにコンテンツの最大幅、視線の動きを意識して印象づけたい要素左から並べるという規則を設けました。


◉フォント

視認性が高く、上品さとやわらかさを併せ持つフォントを選びました。


◉あしらい

あしらいは、主に「ひかり」と「まじわり」を表現したものを加えています。

❶ひかり

”あなた”の生活にひかりを当てられるように「ひかり」のあしらいをデザインしました。WORK lounge Aoyamaの営業時間が7:00〜22:00と朝から夜まで利用できることから着想を得て、WORK lounge Aoyamaを利用することを生活に取り入れるというイメージで、太陽のあしらいから始まり、月のあしらいで終わるという”一日”の時間の流れを表現しました。

❷まじわり

同じ図形をいくつも重ねることで別の図形になるようにあしらいをデザインしました。同じ志を持つ者が集まりまじわると新しいものが生まれるといったこと、さまざまな人・ものごととの出逢いの中で新しい自分が生まれ、これまでの自分とまじわり合い形や模様を作ることなどをあしらいで表現しました。

○制作を通して学んだこと

今回の制作を通して、デザイナーとしてできる仕事の範囲を学びました。クライアントからの依頼に、デザイナーとしてできることを提案するといった、+αの仕事もできることを実感しました。しかし、あくまでもデザインはクライアントの意向に沿うものであるため、デザイナー個人の気持ちや考えを優先しないようにということをいつも頭に置いておかなければならないことも併せて学びました。