学内ヘルプサイト開発
フォーラムの流れた質問をまとめ、いつでもすばやく解決を。 自己解決を推進し、質問しなくても解決できるように。
在籍のN高等学校では、Slack を学生/教職員共に利用しています。その中で、#n_help という企業で言うところのヘルプチャンネルやヘルプフォーラムにあたるものが、私達N高等学校の中にもあります。
ここでは、毎日疑問点が飛び交い、それに対する回答が行われています。
Slack はチームや組織内で円滑にコミュニケーションを取れるツールの1つです。ただ、これには欠点もあります。それは、過去ログがすぐに流れてしまうところです。
実際にSlackをご利用なされている方なら共感いただけるかもしれませんが、Slack は過去のお話は流れてしまい上へ上へと遡らなければいけません。ピン留めも見ない人が大半かと思います。見ない人には見ません。
(本校 ヘルプチャンネルのある場面)
ご覧いただければわかるとおり、まだまだ下にも投稿はあり、それに対するスレッドの返信=回答 もあります。フォーラムのため、原則は学生同士で質問&回答が行われ、何か回答できないことや別途対応や特別対応が必要な場合は、表示名がteacher_ または staff_ から始める教員や職員をメンションし、さらなるサポートを求めるというものです。
開発の理由 / 1つの問題が起こる
この状態でもいいのはいいのですが、1つ悪い事が起こります。
それは、既出の質問に対する質問が起こることです。例えば、「Adobe の申請をするにはどうすればいいですか?」という質問が出たとします。これに、『https://sites.google.com/◯◯◯』から申請してくださいねー』と返答しました。この質問には解決です。ただ、別の質問が出ると、この質問は上へ上へと埋もれていきます。すぐに解決したい人はSlackの検索で埋もれたものを探そうとするとは思います(そう思いたい)が、たいていの人はそこまでのことはめんどくさがり、しないでしょう。そうすると、この既出の「Adobe の申請をするにはどうすればいいですか?」がまた投稿されます。すると、また同じことを回答しなければいけません。
こうなると、いたちごっこです。いつまでも続きます。これが見飽きたため、今回ナレッジベースという過去のQ&Aをまとめたヘルプサイトを構築しました。
ナレッジベースの概要
ナレッジベースとは 知識ベース のことで、Knowledge Base とも 略して KB とも表記されます。企業内だと、ヘルプデスクに聞く前の自己解決を推進する部分に当たるQ&Aかと思います。ナレッジベースの名前については検索エンジンでお調べいただければおわかりいただけるかと思います。
構成
Google サイト +HTML タグ, Adobe Premiere Pro*
* Adobe Premiere Pro はオリジナルの動画マニュアルを構成するにあたり使用しているツールになります。
学校側のアクション
N高等学校には、通常の学校と異なる部署 「コミュニティー開発部」があります。一番生徒と密接に関わる部署です。文化祭の筋の企画や学園の運用など、学校法人としての運用に関わる部署と連携を取ることに成功し、以下のアクションをしていただきました。
#学校からのお知らせ (#general) チャンネルでの宣伝
(本校 gereral チャンネル [学校からのお知らせ] にて投稿された様子)
教員含む全員に通知が行ったのは最高にビビりました。そして、general チャンネルでメンションされることの嬉しさを感じましたね。メンションの一覧で、来た時は自分に対して”よくやった”と声をかけていました。これについては僕の担任もすごい褒めていました。また、すごい。と驚きのお言葉もいただきました。
ヘルプチャンネル トピック欄での告知
(ヘルプチャンネルのトピックに職員が登録したログ)
トピック欄、見てない人が多いようで見ている人もいるんですよね。なので、この告知は大変うれしいです。そして、ナレッジベースにハイライトがついてますが、これはマイワードで通知をつけているので、特定の単語=ナレッジベース に反応し、ハイライトがついています。ナレッジベースは僕の中で最大の1作品にもなりました。
結論
人の役に立つリソースを開発する ーこれが僕の将来の夢です。高校というまだ学生ではありますが、まず第一歩ということでこの限られた空間の中で1つ開発をすることができました。単純な作りですが、開発には入学当初からなので 約100日 です。クオリティーはあまり高くないかも知れません。が、役に立つ人には役に立っていただけると嬉しく思います。
N高等学校について
角川とドワンゴが新しく設立した、学校法人 角川ドワンゴ学園。同学園が創立したN高等学校が全く新しい高校です。
詳細については以下の公式サイトをご覧いただくか、入学広報部までお問い合わせください。
N高等学校
https://nnn.ed.jp/
N高ってどんな学校?
https://nnn.ed.jp/about/introduction/
入学広報部
0120-0252-15 (平日 10:00-19:00)