LINEで完結する予約アプリの開発
LIFF(LINEアプリ)を使用して、LINEだけで予約管理ができるWEBアプリを作成しました。【ポートフォリオ】
アプリ概要
このアプリは、LINEのトークルーム(リッチメニュー)から起動できる予約管理サービスです。サービス提供者が予め登録しておいた日時に、サービス利用者が申込みをするだけなので、誰でも簡単に利用することができます。
もう顧客との日程調整で大変な思いをする必要はありません。
スクリーンショット
ライトモード(サービス提供者)
ダークモード(サービス提供者)
ライトモード(サービス利用者)
ダークモード(サービス利用者)
開発背景
以前パーソナルジムに通っていたときに、次回のトレーニング予約を忘れたことがあり、その際メールで次回予約の連絡をした経験が、最高にイケてないと感じたことがきっかけ。
令和の予約はもっとスマートであるべきとと思い、今回のアプリを開発しました。
ターゲット
上述の経験から、今回のターゲットは、パーソナルジムの運営者と利用者に設定しています。
▼ サービス提供者(=運営者)
パーソナルジムを運営するトレーナー
▼ サービス利用者(=顧客)
パーソナルジムに通うトレーニー(主に既存顧客を対象)
特徴
ログイン不要
このアプリはログインをすることなく、使用することが可能です。ログインせずにユーザーを識別できるのは、後述する LIFF というフレームワークを使用しているからです。
毎度毎度トレーニング予約をするたびにログインするのは、ユーザー体験的にもよろしくないので、この機能はとても重要です。
(ちなみに僕はログインが大嫌いです。パスワードが違うと怒られたときは、ぶつけようのない怒りでおかしくなってしまいます。どう考えてもパスワードを忘れた自分が悪いのに、そのサービスに悪いイメージを持ってしまうので、サービス側からしたら最低なユーザーですね。そういうおかしな人が生まれる可能性がなくなるので、LIFFは最高です)
LINEトークルームとの連携
LIFFはログイン以外にもいくつか機能があって、そのうちの1つにトークルームへのメッセージ送信があります。この機能によって、予約が完了したら予約情報をトークルームに送信しておく ことができます。
これはサービス提供者側からしたら、"予約が完了したという通知" になる上、サービス利用者側からしたら、"予約情報を記録しておくメモ" になります。
ダークモード
パーソナルジムを出て、「あ、次回予約忘れた」と気づいた時は、真っ暗闇の夜道です。腕や足の筋肉が限界をむかえている中、スマートフォーンの眩しすぎる光を目で受けたらあなたはもう戦闘不能でしょう。このアプリには、筋肉痛のあなたを優しく包み込んでくれるダークモードを搭載しています。
使用した技術・サービス
開発にあたって使用した技術やサービスは、以下の通りです。
・LIFF(LINE Front-end Framework)
・Nuxt.js
・Firebase Hosting / Firebase Functions
・fauna(データベース)
・GitHub Actions
作成当初は、ホスティングに Netlify を使用していましたが、パフォーマンスがあまりよくなかったので、途中から Firebase に移行しました。
fauna は日本語の情報が少なく、導入に苦労しましたが、結果的にバックエンドの部分はかなりシンプルな構成にできたかと思います。
納品を前提にこのサービスを提供するなら、バックエンドに microCMS などのヘッドレスCMSを導入するのもアリです。(書き込み制限があるので、そこは要確認)
デザインシステムには、AtomicDesign を採用しています。
アプリの活用
このアプリはLINEで動かすことを前提としているので、既にLINEで顧客とやりとりをしている運営者の方におすすめです。
現時点では、1つの予約枠に対して1人しか申込みができないので、ヨガのレッスンなど一度に複数人を相手にするサービスとは相性がよくありません。
相性の良いサービス
パーソナルジム / 小規模な美容室 / ネイルサロン / リラクゼーション・マッサージ / 個人コンサル / カウンセリング / コーチング など
相性の良くないサービス
ホットヨガ / 料理教室 / ライブ・イベント など
今後に関して
「実装したい!けど、今やるやつじゃない...。」みたいな感じで、置き去りにしてきたタスクが結構あるので、順次消化していく... はず!